カワイピアノ

カワイ表参道スタッフブログ

ピアノ豆知識 

皆さんこんにちは、鍵盤係の津川ですicon01
昨日はもう春がきたのかな~face06っていうほど暖かい日でしたが、今日は
とても寒いですねーicon10
夜は都内でも雪が降るかもしれないそうですよicon04
風邪をひかないよう、暖かくしてくださいね!

さて本日は、久々に豆知識をご紹介したいと思いますicon27

お店でもお客様に言われる事が度々ありますが、
このピアノは鍵盤の沈む深さが深いですね、とか浅いですね、とか。
どこどこで弾いたピアノは浅かったのよ!などなど。
また演奏者によっても、感じ方は様々です。

確かに、メーカーによって基準となっている沈む深さは微妙に差があります

でも…  鍵盤の深さは調整できるんですよicon12icon12

では、どの様に深さを変えるかといいますと…


こちらが鍵盤の断面です。緑色のフェルトが見えますよね?これをフロントパンチングクロスといいます。

その下に、紙のようなものが何枚かあるのが見えますか?
これはフロントパンチングというものです。

カラフルですよねicon14これは色別で厚さが異なります。
左から、グレー1mm緑0.45mmピンク0.32mm黄色0.15mm水色0.075mm
水色はオブラートですか?!というくらいペラペラです 笑

この様々な厚さの紙を組み合わせて鍵盤の下に入れていき、88鍵の鍵盤深さを調節します。

なので、ご自宅で弾いているピアノや、お店で試弾したピアノの鍵盤の深さが好みにあわず、
もう少し深くしたいなぁ~っとか、浅くしたいなぁ~っと思ったら、是非調律師に相談してみてくださいface02

黄色水色のようにとーっても薄い紙でも、1枚入れたり抜いたりするだけでかなりタッチ感が変わります!

ですが、もちろん限度はありますicon23
極端に深くしてしまったり、浅くしてしまうと、連打性や音色に支障が出てしまうことがあります

まずはお伺いしている調律師や、お店の調律師にご相談してみてくださいねicon29