カワイピアノ

カワイ表参道スタッフブログ

相対するもの

こんばんはface02楽譜係の宮田です。

今日は、少し肌寒い一日でしたね。最近雨もよく降るようになりましたicon03
まだ暑い日もありますが、一雨ごとに季節が移ろってゆくのを感じています。

さて、本日は前回ご紹介させて頂きました
カワイ出版『色の美術館』に続きまして、同シリーズの
『反対の美術館』をご紹介させて頂きます。

中を見ていただきますと、絵画とそのタイトル・作者名・所蔵美術館
などが載っているのは『色の美術館』と同じなのですが、
『反対の美術館』は、タイトルの“反対”の意味が想像しづらいかと思います。
(そこが心惹かれるポイントでもあるのですがicon12)
私は絵本を開いてみて、“あぁ!そういうことか”
とわかりました。

例えば
一人≠群衆
見開き一ページに 広い庭に一人の少年がぽつんといる絵。
次のページには 大勢の人達が楽しそうにしている絵。
(有名なルノワールの“ムーラン・ド・ラ・ギャレット”ですface02)となっております。
からっぽ≠いっぱい   昼≠夜   灯っている≠消えている
太陽≠雨
など。それぞれ個人の感覚で考えると、
必ずしも“反対”とは言い切れないかも知れませんが、
“そういう解釈もあるな”という感じで、特に何かで煮詰まって、
ものごとをみる角度や視点を変えてみたい時などにはおすすめですicon22
相対するものに魅力を感じるという方にも良いですねface02
気分転換になったり、
ちょっとした発見を楽しんでいただけるのではないかと
思いますicon12
ちなみに、夜は ゴッホの『アルルの星空』ですicon12
個人的にとってもお気に入りのページです。

『色の美術館』では、各ページのテーマになっている
色についての説明がされているのですが、
こちらは絵の状況の解釈や、作者についてひとこと書かれています。
そのため、その絵そのものとの距離も近く感じていただけるかもしれませんface01


何種類かある中で 今日はどの美術館を選ぼうか
迷っていたのですが、毎日が暑かったり寒かったりの ある意味で“反対”
が多い季節の変わり目なので、こちらを選んでみました。
体調管理の難しい日々だと思いますので、
皆様 お身体には気を付けてお過ごしくださいicon01
それではまたの機会にicon12
おやすみなさいface02


 空に

 地上に