カワイ表参道スタッフブログ

皆さまこんばんは！鍵盤係の寅岡です

なんだか、冬と春を行ったり来たりな毎日が続いていますね。
今日も陽射しはポカポカしてますが、まだまだ風が冷たいです

早く、本格的に春到来！とならないものでしょうか。
春生まれの私としては、春が待ち遠しい限りです♪


さて、先日、このブログで津川さんが予告しておりましたが、幻のグランドピアノがついにカワイ表参道に入ってきました！！

こちらです！



このグランドピアノの名前は≪Ｍ≫。
Majestic-荘厳な という意味を持ちます。

何故、このピアノが“幻のピアノ”と呼ばれるのか・・・
少し長くなりますが、ご紹介したいと思います。

元々このピアノは、1940年の万国博覧会に出品するために、初代社長である河合小市をはじめとする河合楽器の一流技術者が、世界一のピアノを目指し、総力をあげて入念につくり上げた物でした。

しかし第二次世界大戦によって万博は中止となり、結局発表されることは無かったのです。

この“幻のピアノ”に、河合楽器のスタッフが再び巡り合ったのは、それから半世紀も後のこと。

当時の製作に関する資料は、すべて戦火で失われてしまいましたが、ピアノは奇跡的に戦火を逃れ、東京の門倉家に保存されていたのです！

そして1990年、河合楽器 グランドピアノ生産200万台達成を機に復刻し、数台限定で発売されました。

その際に、オリジナルの製作者たちへの尊敬と、ロマンと情熱を秘めた新しい美への自信を込めて、このピアノを
M　(Majestic-荘厳な)と名づけたのです。


そのピアノが今回、カワイ表参道にやってきました！



見ているだけでも、当時の技術者たちの想いが伝わってきて、なんだかジーンときてしまいます。

外装は、マホガニー艶出し塗装仕上げで、高級感が漂っており、見た目にも豪華なピアノです。

また、鍵盤はなんと、
象牙白鍵＆黒檀黒鍵を使用！

象牙も黒檀も、今では貴重な素材ですよね。



細かな部分にも、職人のこだわりを感じるピアノです。


こちらの幻のグランドピアノ≪Ｍ≫、気になる価格は・・・

標準価格 ￥3,780,000-　（税込み）！！

高さ 103cm/間口 155cm/奥行 165cm/重量 285ｋｇ

さらに詳細が気になる方は、スタッフまでお気軽にお問合せください♪
お得な情報をお知らせできるかも・・・？？（笑）

皆さま、ぜひぜひ一度、カワイ表参道にこのピアノを見にいらしてくださいね！
もちろんご試弾も可能ですので、その際はスタッフにお声がけいただけると幸いです♪

　　　　　　　　　　＝　追記　＝
以前ご紹介させて頂いた幻のピアノですが、ご成約が決まりましたのでご報告いたします。
本日現在、既に展示もございませんので、ご注意頂ければ幸いです。　２０１２年３月１５日

カワイ表参道　鍵盤係