カワイ表参道スタッフブログ
お菓子の世界
皆さま、こんばんは。楽譜係の宮田です
私事ですが、秋ということで“芸術”ももちろんですが、
“食”にも普段より一層関心が行ってしまう今日この頃です
最近、サツマイモや栗を使ったお菓子を見かけることがとても多くなって
感じたのですが、この時期は寒くなってゆくのとは逆に、旬の食べ物は
温かい色合いのものが多いのでしょうか…
より食べ物が美味しそうに見えるような気がいたします
そこで、本日は邦人作曲家のコーナーから、私のお気に入りの一冊
『お菓子の世界』 ( 全音楽譜出版社 税込価格¥1,470 ) をご紹介させて頂きます。
こちらの曲集は、作曲家の湯山昭先生のピアノ作品集です。
現在なんと通算 132刷 です
邦人作曲家の楽譜で100刷を超えているものは、そうそう見受けられません。
そして特にピアノの先生ではご存知の方も多いかと思いますが、
収録されている26曲のタイトルがすべてお菓子関連です
( ほとんどがお菓子そのものの名前なのですが、中には
『 間奏曲 どうしてふとるのかしら 』 なんてユニークなものもあります )
甘いものには目がないという方でしたら、目次をご覧頂いただけで
わくわくしてしまうかと思います
『 お菓子のベルト・コンベヤー 』 で幕開けすると、
いろんな美味しいお菓子たちが次々に登場します
ヨーロッパからやって来たおしゃれなお菓子から、
素朴で懐かしい和菓子まで。
定番のショートケーキやシュー・クリーム、プリンなどの
甘いものだけではありません
柿の種や鬼あられが出てきて、甘いなめらかな雰囲気にぴりっと
アクセントを効かせます
使われている音程やリズムから、お菓子の出身国の響きを
感じられるものがあったり、
『金平糖』なんかはあの見た目の通りとても可愛らしいメロディで書かれていたりと、
曲想にも楽しい仕掛けがいっぱいです♪♪♪
途中に3曲の間奏曲がサンドされながら展開して行き、
フィナーレは 『お菓子の行進曲』-
こちらは、出てきたお菓子たちがカーテンコールのように
もう一度顔を出す形式のものです。
まるで、ショーを観ているかのような気分になります♪
湯山先生もおっしゃっていますが、『お菓子の世界』 は
大人の方も子どもさんも、弾いて楽しめ聴いて楽しめる作品だと思います
是非、お手にとってみて頂きたいです。
そして、表参道周辺には美味しいお菓子屋さんもたくさんありますので、
そちらもぜひぜひチェックしてみてください
それでは、本日はこのあたりで失礼致します