カワイピアノ

カワイ表参道スタッフブログ

末永匡先生 ワンポイント・グループレッスン 開催レポート

4月17日(日)に カワイ表参道 スタジオA にて、ピアニストの末永匡先生による『答えのない講義~ワンポイント・グループレッスン』の第1回を開催致しました!

レッスンは、小中学生、高校生、大人の3つのグループに分かれ、
レッスン終了後には演奏のお悩みや疑問等をグループの皆さんで話し合う「意見交換」のお時間がそれぞれ設けられましたicon12

先生の自己紹介から始まったレッスン、初めは緊張気味だった小学生の受講生の方も、先生の明るく朗らかなお人柄に安心されたようで、段々と笑顔が見られましたface02


身振り手振り、時にはジャンプをされたり体全体から音楽が溢れ出るかのような熱いレッスンface02


「このフレーズは、オーケストラでは何の楽器に例えられると思う?」
色々な案が出て盛り上がりました。


大人のグループの意見交換、旅の思い出から絵画のお話まで盛り沢山の内容でした。

レッスンでは、受講生お一人お一人に合わせた演奏法や練習方法を具体的かつ的確にアドバイスされ、また、オーケストラや他の楽器に例えたり、情景を思い描いてイマジネーションが膨らんだり、より表現の幅が広がるレッスン方法が印象的でした。

また、意見交換のお時間には、レッスンの感想として、小学生の受講生からの「楽しかった!」(キラキラした表情で)というコメントを聞いて、筆者も思わず嬉しくなってしまいましたface02

最後に末永先生より 「答えのない講義」とは、一体どういうことなのかお話頂きました。

― 音楽を演奏する事、表現することには終わりがありません。受講生の皆さんも、来週、来年のご自身は常に変化しているので、この時間、この瞬間の音楽は、一度きりしかないものです。
同じものが一つとしてない音楽だからこそ、答えは一つではなく、可能性は無限であり、そこが音楽の面白味なのだと思います。そういった意味で今回のシリーズを「答えのない講義」とさせて頂きました。

また、先生と受講生の一対一のレッスンではなく、お互いの演奏を聴き合い、感想や意見を言い合うのはとても大事なことで、人の演奏を客観的に聴くことで、自分の演奏にもつながるヒントを沢山見つけることが出来ます。
このスタイルは、私がドイツ留学時代、恩師が行っていたスタイルで、ヨーロッパでは恐らくほとんどのクラスでこの形をとっていると思います。私の門下では、常にこのようなディスカッション(意見交換)をリラックスしてできるような集いを設けていますが、今回このシリーズでも実践させて頂きました。 ―

第1回は、皆さんが笑顔になれる素晴らしいレッスンでしたicon12
このシリーズは、今後継続して開催させて頂く予定です。

是非、皆様のご参加をお待ちしております!!